3D解析で最先端の治療を デジタルCT3D解析

これまで歯科医療の放射線診断は2次元で行われてきました。
その後、医科でCT撮影装置が導入され、やはり硬組織がターゲットの歯科領域でも大きな役割をもつようになりましたが、最近までは大学病院やCT撮影専門の施設にしか導入されず、また撮影範囲が広く、どうしても被爆量が多いという点で患者への身体的負担が多く、安易に撮影できませんでした。
我々の考え、「歯科で使われるCT撮影装置は必要最小限の撮影範囲と必要最低限のX線線量であるべき」という2つの条件を満たし、かつデジタル処理にて3D画像を構築できる最新鋭の設備を、このたび導入いたしました。多くの治療に役立てていきたいと思います。

安全なの?

所要時間がわずか25秒。撮影中は、X線を照射しつづけるのではなく、パルス照射することによって、X線照射秒数は11秒と低X線照射線量を実現しています。これによりこれまでの頭部X線CT撮影の実効線量当量は1回あたり2.0ミリシーベルトぐらいでしたが、当医院の3D撮影1回の実効線量当量はわずか0.006ミリシーベルトとなっており安心して撮影できるようになりました。
さらに、X線防護エプロンも着用していただきますので体幹部の被爆量は測定不可能なレベルにまでさがります。
安全性が高まったことにより、口腔内の精査も多目的に行えるようになりました。

どんな治療に有効なの?

・ インプラント治療の術前・術後の検査 (歯槽骨の骨量や上顎洞・下歯槽管の位置関係の確認、埋入位置のシミュレーション など)
・ 一般診療分野への応用 (難治性歯内療法、歯根破折、埋伏歯、その他硬組織疾患 など)

デジタル3DCT解析のしくみ と 作業のながれ


従来のレントゲン撮影と同じ要領で、スピーディに口腔内をスキャンします。所要時間はわずか30秒程。


X線防護エプロンを着用し、X線室内へ入室。撮影ポジションに位置づけします。


口腔内の精査したい領域をモニター上で設定。


総合画像診断システムで他のデータと供に、患者さんごとに一元管理。


精査領域を0.076mm間隔で細かくスライスし、パルス照射撮影することで、精密で高画質な3D画像を得ることが可能に。


噛み合わせ、虫歯の進行具合、歯周病などの口腔内の状態が鮮明に映し出されます。デジタル3D画像解析のデータをふまえて治療プランを考察。


当医院では、各々のクライアントチェアに処理能力の高いPC、20インチ高精細ディスプレイを配置。


治療中に3D画像を表示することで、外側からだと判りにくい口腔内の奥部も理解することが容易に。


歯の断面、神経のある深部、歯槽骨、顎骨の形態、あらゆる方向から表示出来るのがデジタル3D解析のメリット。

お気軽にご相談ください

診断に必要な部位の情報を正確に得ることが治療の過程や予後にとって大切なことは間違いありません。
現在3D撮影は保険診療にはふくまれておらず、自由診療となっております。
しかしこれだけすばらしいものですからなるべく多くの患者様に利用していただきたいとの想いもあり、低価格に設定しております。
ぜひ、一度ご相談ください。